外壁塗装について

建物も時間が経つと自然に劣化します。新築のような美しさと快適さを保つため、定期的な外壁塗装が必要です。外壁塗装に関する疑問や不明点を「基礎知識」としてわかりやすく解説します。お住まいの快適さを守るため、以下の情報をご確認ください。

外壁塗装の塗り替えのタイミングは？

建物の外壁は塗装で守られていますが、どれだけ良い材料でも時間とともに劣化します。そのため、定期的に塗り替えが必要です。「外壁塗装の塗り替え時期の目安」について、写真を添えてわかりやすくお伝えします。通常、住宅の初回塗り替えは新築から10年が目安です。次回以降の塗り替えは使用塗料や施工内容により異なるので、注意が大切です。お住まいの外壁を美しく保つための情報を、ぜひご覧ください。

外壁の色が褪色している

チョーキング（外壁が白く粉っぽい）

コーキングの劣化

外壁にカビやコケが生えている

外壁が膨れている

外壁材の種類と特徴について

建物の外壁を長持ちさせるためには、定期的な塗り替えが必要です。しかし、建物の年数や使用材料、環境により、劣化の度合いやメンテナンスの時期は異なります。そのため、外壁塗装を考える際、建物の外壁情報を簡潔に理解するための情報をまとめました。

窯業サイディング

窯業サイディングは、セメントと繊維を基材とした板状の壁材です。その特長は、多彩なデザイン、高い防火性、簡単な施工、そして短い施工期間です。

窯業サイディングボードは、「木繊維補強セメント板系」、「繊維補強セメント板系」、「繊維補強セメント・ケイ酸カルシウム板系」の3つに分類されます。

塗装で仕上げられるこのサイディングは、経年で塗膜が劣化することがあり、メンテナンスが必要です。しかし、最新の製品には、シーリング不要のものや長持ちする塗装が適用されています。

高寿命の塗装サイディングを塗り替える際は、塗装の種類を確認し、適切な下地を選ぶことが大切です。

モルタル

モルタルは、セメント、水、砂を混ぜたもので、外壁モルタルはこれにメタルラスや補強ネットを組み合わせた外壁材です。

外壁モルタルの特長は、塗り厚15〜20mmの適切な重さ、形状の自由度、多彩なテクスチャー、防火・防音性能です。さらに、トップコートの選択で多様な機能を追加できます。

1990年前の住宅ではモルタル外壁が主流で、経年劣化やひび割れが起こりやすいです。特に「貫通クラック」は雨水の浸透を招くため注意が必要。しかし、最新の通気工法のモルタル壁は雨漏りが少なく、断熱材との組み合わせで夏も冬も快適な生活が実現します。

ALCパネル

ALCは、軽量気泡コンクリートの略で、板状のものを「ALCパネル」と呼びます。

主にセメントや石灰を原料とし、工場で生産される外壁材です。一部のメーカーでは「ヘーベル」や「シポレックス」とも称されます。このパネルは軽く、断熱・耐火性に優れています。

しかし、耐水性は低いため、特定の塗料で塗装が必要です。経年劣化すると、水が浸入する可能性があるので、定期的な塗り替えが大切です。塗り替え時には、特定の下塗りと上塗り材を推奨します。

ジョイント部はシーリングで仕上げられ、経年劣化による浸水のリスクがあるため、適切な補修が必要です。シーリング材は、汚れが付きにくいノンブリードタイプをおすすめします。

ALC外壁の塗り替え時、既存の塗膜が特定の塗料である場合や、熱膨れが見られる場合は注意が必要です。熱膨れ部分は除去後、特定のフィラーで塗り直すべきです。また、エポキシ系シーラーはALCには不向きなので、使用は避けましょう。

金属サイディング

金属サイディングは、成型された金属板と裏打材で作られる外壁材です。窯業系と比べ、軽量で耐久性や断熱性が高いです。主な種類は「スチールボード」、「スチールフォーム」、「アルミ合金フォーム」です。しかし、トップコートの劣化から、定期的な塗装が必要です。

トタン板は、30年前や沿岸地域の建物によく使われる外壁材です。形状には「波トタン」や「角波トタン」などがあります。錆びることから、定期的な塗装が求められます。ガルバニウム鋼鈑はトタン板に似て、耐候性が高いが、塗装メンテナンスは欠かせません。

外壁の種類や特徴を十分把握した上で最適な塗料や施工方法をご提案させて頂いています。
経験豊富な塗装職人が、高品質な施工でお客様の満足をお約束します！
外壁の塗り替え工事なら、何でもお気軽にお問い合わせ・ご相談下さい！

外壁塗装工事の施工手順

外壁塗装の正しい手順を、画像付きで解説します。
正確な施工手順を知ることで、手抜き工事を避け、コストパフォーマンスを高めることができます。専門的な知識と技術を持つ職人による施工で、長持ちし、美しい仕上がりを実現します。

高圧洗浄

既存の塗膜や錆を取り除き、塗装の下地を整えます

養生紙

塗装しない部分を保護し、塗装作業を円滑に進めます

外壁下塗り

その素材に合った下地を使用します

中塗り

お客様ご希望の塗料で塗ります

上塗り

お客様ご希望の塗料で塗ります

養生紙取外し

養生材を取り除きます

東北ペイントは、外壁の特性を理解し、最良の方法で施工します。経験豊富な職人が、お客様の満足を目指して作業します。外壁塗装のご相談は、お気軽にどうぞ！